【経絡経穴概論】 基礎
  1. 前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸
  2. 尺沢と太淵とを結ぶ線の中点の上方1寸
  3. 長母指外転筋腱と短母指指伸筋腱の間の溝で太淵の上方1寸5分
  4. 身柱の外方1寸5分
答:【3】
3. 長母指外転筋腱と短母指指伸筋腱の間の溝で太淵の上方1寸5分

表裏する経を同時に治療する作用がある五要穴は、絡穴です。肺の絡穴は、列欠です。列欠の取り方は、長母指外転筋腱と短母指指伸筋腱の間の溝で太淵の上方1寸5分です。


2. 前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸
前正中線の外方6寸は肺経。第1肋間と同じ高さは中府ですね

3. 尺沢と太淵とを結ぶ線の中点の上方1寸
肺経の孔最ですね

4. 身柱の外方1寸5分
身柱は、督脈です。その外側1寸5分ということは膀胱経。身柱と並び外側1寸5分は、肺兪ですね

絡穴

絡穴とは、本経脈が他の経脈と連絡するために分支する所である。
この穴は、その経脈の虚実が現れやすい所で、表裏する経を同時に治療する作用がある。
慢性症状の反応点・診断点・治療点として広く用いられる。
14経脈に1つずつあるほか、脾の大絡に1つあるので全部で15穴ある。

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