【臨床各論】 呼吸器疾患
- 我が国では原因の約50%が喫煙とされている。
- 労作時の息切れが特徴である。
- 肺が縮小する疾患である。
- 運動療法は無効である。
答:【2】
2. 労作時の息切れが特徴である。
COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のうちの慢性気管支炎・肺気腫を指す。労作時の呼吸苦が特徴で1秒量の低下を呈する閉塞性障害(空気を勢い良く吐き出せない)である。
1. 我が国では原因の約50%が喫煙とされている。
喫煙はCOPDの大きな原因です。ファイザーのサイトでは90%とありましたが、海外の数字のよう。日本での確かなパーセンテージは見つけられませんでしたが50%では無いんですね…。笑点の歌丸さんもCOPDで闘病中です。若い頃から愛煙家だったそうです。
3. 肺が縮小する疾患である。
肺気腫は、肺が、過拡張した状態である。
慢性気管支炎は、気道分泌が増加した状態で、気管支壁の拡張や肥厚も認めることが多い。ともに肺の縮小はあてはまらない。
4. 運動療法は無効である。
運動療法は、呼吸リハビリの中心となる構成要素であると日本呼吸器学会と人日本理学療法士協会がガイドラインを作成しています。
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