【臨床医学総論】 腹部の診察
- 肝臓 ―――― 右季肋部
- 腎臓 ―――― 心窩部
- 虫垂 ―――― 左下腹部
- 膵臓 ―――― 右側腹部
答:【1】
1. 肝臓 ―――― 右季肋部
2. 腎臓 ―――― 心窩部
腎臓は左右側腹部です。心窩部には、胃が位置するが通常、胃は触知されない。胃炎・十二指腸潰瘍があると心窩部に自発痛・圧痛がある。膵炎では深部に自発痛・圧痛を認める。心窩部に腫瘤を触知するときは、まず胃癌を疑う。
3. 虫垂 ―――― 左下腹部
虫垂は右下腹部(右腸骨窩)です。典型的な症例では、筋性防御とマックバーネ点に圧痛およびブルンベルグ兆候が認められることが多い。
4. 膵臓 ―――― 右側腹部
脾臓は左季肋部です。通常、脾臓は触知されない。肝硬変・悪性リンパ腫・白血病などで脾臓が肥大してくると左季肋部に触知される。
スポンサーリンク