【病理学】 病理学
- 尿中の結晶の種類
- 僧房弁逆流の有無
- 感染症の起炎菌の種類
- 癌のリンパ節転移の有無
病理組織診断とは何か?
まず病理診断とは、人体から採取された材料について顕微鏡で観察し、病理学の知識や手法を用いて病変の有無や病変の種類について診断すること。
画像診断や内視鏡検査で異常所見があった場合に病変部を採取して診断し、病変の広がりや病気の程度を評価するために行われる。また治療選択や治療効果判定を目的としている場合もある。
その病理診断には大きく以下のようなものがあります。
細胞診断
尿、痰、子宮頚部擦過物、胸水、腹水などが対象となります。子宮癌検診では、子宮頚部から細胞をこすりとって調べます。のどや乳房などにしこりがあると、細い針を刺して吸引し、とれた細胞の中にがん細胞がいるかどうかを調べる場合もあります。肺がんや膀胱がんでは、痰や尿の中に癌細胞が混じることがあります。患者への侵襲性が少ないというメリットがあり、スクリーニング検査にも使われる。
組織診断
組織(細胞の塊)が対象となります。
当然、細胞診断検査より情報量も多く、癌の広がり(横方向)と深達度(深さ・縦方向)の二次元で病変をとらえることができます。病変の全体像をとらえることが可能なので最終診断となり、とても重要な検査です。
身体的負担も若干多いので何度も行うことは出来ません。腫瘍の場合は、腫瘍の良悪性、腫瘍の種類、腫瘍の範囲、広がりの程度を診断します。
手術中の迅速診断
術前に悪性か良性かなどの確定診断がついていない病変などについて「手術中」に診断を行います。
材料が提出されてから10~15分程度で診断結果が出ます。外科医はその診断結果によって手術方針(手術を中止するか、さらに拡大切除するかなど)を決定します。
1. 尿中の結晶の種類
対象が「尿」ということは、細胞診断になりますんね。
2. 僧房弁逆流の有無
僧帽弁逆流は、聴診・胸部レントゲン検査・心エコー検査で診断されます。
3. 感染症の気炎菌の種類
感染症の気炎菌の種類の検査は細菌(培養)検査です。