【按摩マッサージ指圧理論】 生体におよぼす作用
- アシュネル反射
- ツェルマーク反射
- 眼輪筋反射
- 輻輳反射
答:【1】
1. アシュネル反射
眼球を強く圧迫すると心拍数が減少する。これを眼心反射、またはアシュネル反射という。これは三叉神経第1枝(眼神経)から三叉神経、迷走神経中枢を介して心臓を抑制することによると考えられている。
2. ツェルマーク反射
ツェルマーク反射は、頸動脈洞反射のこと。
頸動脈洞(総頸動脈から内頸動脈が分岐し膨隆した部)への刺激によって動脈圧が下降する反射現象です。頸動脈洞は頭部、とくに脳へ動脈血を供給する入口に当たり、この壁には動脈圧を感受する血圧受容器が局在する。圧受容器が血圧上昇によって興奮すると、延髄の心臓循環中枢を介して心臓迷走神経が興奮。血管収縮神経の活動が抑制され徐脈となり、血圧が下降します。
3. 眼輪筋反射
開眼させたまま眼窩外側上方に検者の指を置き、その上を軽くハンマーで叩打します。眼輪筋の伸張により閉眼する反射です。三叉神経 → 脳橋 → 顔面神経
4. 輻輳反射
瞳孔反射の1つである。近くの物を見るとき、焦点を合わせるために両側の内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転する(輻輳運動)。 この時、縮瞳が起こる。この一連の反応を輻輳反射という。
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