【臨床医学総論】 全身の診察
  1. 顔面、特に上眼瞼に出現する。
  2. 全身性に高度の浮腫をきたす。
  3. 発赤、熱感、疼痛を伴う。
  4. 下肢に出現する傾向にある。
答:【4】
4. 下肢に出現する傾向にある。

心臓性浮腫は、呼吸困難・静脈怒張・チアノーゼなどを伴うことが多く、重力の関係から下肢に発生しやすい。高度になると顔面など全身におよぶ。


1. 顔面、特に上眼瞼に出現する。
腎性浮腫、とくに腎炎では上眼瞼など顔面から浮腫が出現しやすい。ネフローゼ症候群のときは一般に高度の浮腫が全身に出現する。

2. 全身性に高度の浮腫をきたす。
心原性浮腫の高度なものやネフローゼ症候群では、高度の浮腫をきたす。初期の特徴としては、適当ではない。

3. 発赤、熱感、疼痛を伴う。
局所の感染・外傷で見られる局所性の浮腫では発赤、熱感、疼痛を伴う。

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