【東洋医学臨床論】 治療各論
  1. 階段状変形
  2. 棘突起の叩打痛
  3. SLRテスト陽性
  4. K・ボンネットテスト陽性
答:【2】
2. 棘突起の叩打痛

骨密度の減少・高齢女性・尻もちによる腰痛ということから圧迫骨折が疑われる。圧迫骨折の診察には叩打法が適しており、L5の棘突起〜T8高位くらいまで叩打してみることが有効である。圧迫骨折は、閉経後の女性やステロイドの継続的な服用でみられる。好発部位は胸腰椎移行部です。


1. 階段状変形
階段状変形は、腰椎すべり症で見られます。

3. SLRテスト陽性
SLRテスト(Straight Leg Raising Test)は、ヘルニアによる坐骨神経の神経根症状誘発テストです。下肢伸展挙上テスト・ラセーグテストとも呼ばれます。

4. K・ボンネットテスト陽性
K・ボンネットテストは、梨状筋部による坐骨神経痛の誘発テストです。患側の股関節と膝関節を屈曲 → 患側の足関節を健側下肢の外側に移動させるように股関節を内転 → さらに膝関節部を押さえて健側方向に圧迫。坐骨神経の走行にそった疼痛の誘発で陽性になります。

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