【リハビリテーション医学】 運動のしくみ
  1. アテトーゼ
  2. 痙性麻痺
  3. 運動失調
  4. 筋の固縮
答:【2】
2. 痙性麻痺

錐体路系(上位ニューロン)障害で起こる麻痺は、痙性麻痺で腱反射が亢進し、病的反射が認められる。筋萎縮は生じない。


1. アテトーゼ
アテトーゼとは、指を虫がはうようにくねらせ、手関節の屈曲・回内、前腕および上腕の回内・回外・内転運動を示す不随意運動である。不随意運動は、大脳基底核および錐体外路系の障害でしばしば認められる。

3. 運動失調
運動が円滑に行われるためには、その運動に関与するいくつかの筋肉が調和を保って動かなければならない。これを協調という。協調が障害され運動がスムーズに行うことができなくなった状態を運動失調という。運動失調の原因には、脊髄後根・後索の障害で深部感覚が障害された場合(脊髄性失調症)と小脳の障害による場合(小脳性失調症)が多い。

4. 筋の固縮
筋の固縮は、錐体外路障害でみられ、代表的な疾患にパーキンソン病がある。

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