【臨床各論】 尿器障害
  1. 原因菌は大腸菌が多い。
  2. 男性に多い。
  3. 高熱をきたすことが多い。
  4. 水分はあまり摂らない方がよい。
答:【1】
1. 原因菌は大腸菌が多い。

膀胱炎は、大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌が、外陰部から尿道を経由して上行性に感染し膀胱粘膜と粘膜下組織が炎症を起こす疾患である。


2. 男性に多い。
外陰部から尿道を経由して上行性に感染するため、構造的に外陰部・尿道から膀胱への距離が近い女性の罹患が多い。女性の半数が生涯に1〜2回は罹患するとされるが、男性では基礎疾患が無ければまれである。

3. 高熱をきたすことが多い。
症状は頻尿・残尿感・排尿痛・尿混濁・血尿が主なものである。発熱が見られる場合は膀胱炎が悪化し、腎盂腎炎にまで進行してしまった可能性があります。

4. 水分はあまり摂らない方がよい。
抗菌薬の服用と水分を充分に摂取し、排尿を我慢しないよう指導されます。

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