【臨床各論】 循環器疾患
  1. 多くは頭痛を主訴とする。
  2. 原因の90%以上は遺伝的要因である。
  3. 食事療法ではカリウム摂取を制限する。
  4. 罹患率は年齢とともに増加する。
答:【4】
4. 罹患率は年齢とともに増加する。

1. 多くは頭痛を主訴とする。
高血圧の大多数は、無症状である。高血圧が著しい場合は、頭痛・頭重感・肩こりなどを呈する。

2. 原因の90%以上は遺伝的要因である。
遺伝的要因の関与は30〜60%程度である。ちなみに、明らかな基礎疾患のない本能性高血圧が大部分(90〜95%)を占める。いっぽう、原因疾患の明らかな高血圧を二次性高血圧と呼ぶ。原因疾患には、腎疾患(慢性糸球体腎炎など)・内分泌疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)・血管病変(大動脈縮窄症など)・薬剤性(ステロイド)などがある。

3. 食事療法ではカリウム摂取を制限する。
カリウムではなく、ナトリウム(塩分)を制限(7g/日↓)します。

高血圧

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