【臨床各論】 膠原病
  1. ベーチェット病 ―――― 口腔粘膜のアフタ性潰瘍
  2. 多発性筋炎 ―――――― 遠位筋の筋力低下
  3. 全身性硬化症 ――――― 手指のレイノー現象
  4. シェーグレン症候群 ―― ドライアイ
答:【2】
2. 多発性筋炎 ―――――― 遠位筋の筋力低下

横紋筋を広範に障害する慢性炎症性筋疾患で、筋症状では近位筋の筋力低下(対称性)・皮膚症状では紅斑性皮疹やヘリオトロープ疹が特徴的である。


1. ベーチェット病 ―――― 口腔粘膜のアフタ性潰瘍
ベーチェット病では、口腔粘膜や陰部のアフタ性潰瘍・結節性紅斑・眼のブドウ膜炎が特徴的である。

3. 全身性硬化症 ――――― 手指のレイノー現象
全身性硬化症では、皮膚硬化(ソーセージ様手指)と血管病変(レイノー現象と小血管障害)・臓器病変(肺線維症)が特徴的である。かつては強皮症と呼ばれていました。

4. シェーグレン症候群 ―― ドライアイ
シェーグレン症候群は、中年女性に好発する涙腺と唾液腺を標的とする自己免疫疾患です。ドライアイ・口腔や鼻腔の乾燥・ レイノー現象が特徴的である。

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