【臨床各論】 代謝・栄養疾患
- 成人女性に多い。
- 合併症に尿管結石がある。
- 関節炎は手関節に好発する。
- カルシウムの代謝と関係する。
答:【2】
2. 合併症に尿管結石がある。
尿中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化して尿路に結石ができます。疼痛・血尿・排尿異常などの症状が現れます。
1. 成人女性に多い。
成人男性に多い疾患です。
3. 関節炎は手関節に好発する。
好発部位は、母趾基関節です。
4. カルシウムの代謝と関係する。
カルシウムではなく、プリン体・尿酸の排泄障害です。
ピロリン酸カルシウムの結晶が沈着する偽通風と混同しないようにしなくちゃ…。
高尿酸血症
プリン体の代謝異常、あるいは最終産物である尿酸の排泄障害により体内に尿酸が蓄積し、血中で尿酸値が高い病体を高尿酸血症という。高尿酸血症だけでは無症状であるが尿酸塩が関節に沈着し関節炎を起こすと激烈な痛みを生じる。この病体が「通風」である。
これに対し、関節内にピロリン酸カルシウム(CPPD)の結晶が沈着して起こる関節炎がある。通風と良く似た症状であり「偽痛風」と呼ばれるが異なった疾患であり区別される。
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