【臨床医学総論】 運動機能検査
  1. 痙性麻痺を認める。
  2. 膀胱直腸障害を認める。
  3. 上肢腱反射の減弱を認める。
  4. 病的反射を認める。
答:【3】
3. 上肢腱反射の減弱を認める。

頚椎症性神経根症は、頸椎症なので下位運動ニューロン障害である。下位運動ニューロンの運動麻痺は弛緩性麻痺で、腱反射は減弱ないし消失する。筋萎縮をともない病的反射は見られない。


1. 痙性麻痺を認める。
痙性麻痺とは、筋が緊張し腱反射が亢進した状態の麻痺です。痙性麻痺がみられるのは、上位運動ニューロン障害(錐体路系障害)です。

2. 膀胱直腸障害を認める。
膀胱直腸障害は、脊髄の損傷でみられます。頸椎症で障害されるのは神経根であるため、膀胱直腸障害はおこりません。

画像:日本整形外科学会サイトより

4. 病的反射を認める。
病的反射がみられるのは、上位運動ニューロン障害(錐体路系障害)です。

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