【臨床医学総論】 全身の診察
  1. 甲状腺機能亢進症
  2. パーキンソン症候群
  3. クッシング症候群
  4. アジソン病
答:【3】
3. クッシング症候群

クッシング症候群は副腎皮質機能の亢進によって起きるが、顔面・体幹が肥満になるのに比べて四肢は正常なため、中心性肥満・満月様顔貌(ムーンフェイス)・肩に脂肪がたまる野牛肩(バッファローハンプ)という特徴を呈する。


1. 甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症では、代謝の亢進によりやせを呈する。

2. パーキンソン症候群
パーキンソン病は、頭を前屈し、上肢を肘関節で曲げて独特な前屈みの姿勢をとる。また、顔面筋の硬直で表情が乏しくなる仮面様顔貌、皮脂腺の分泌の亢進で脂ぎった光沢を帯びる膏顔も特徴的である。「パーキンソン病患者の多くは、体重減少が見られる」と書かれたものもありました。体重増加は、きたしません。

4. アジソン病
アジソン病は、後天的な原因による慢性副腎皮質機能低下症です。副腎皮質ホルモンの欠落により、全身倦怠感、筋力低下、低血圧、色素沈着体重減少などがみられる。

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