【病理学】 循環障害
  1. うっ血
  2. 出血
  3. 梗塞
  4. 塞栓
答:【1】
1. うっ血

心不全とは、心臓の機能が不全で心臓が全身に血液を十分に送り出せないことだ。十分に血液を送り出せないということは、心臓に血液が戻れないということも同時に起こる。右心の機能が低下したときに起こる右心不全では、循環で見ると右心の手前である肝臓にうっ血が起こる。一方、左心不全では肺にうっ血と浮腫が起こり呼吸困難になる。


2. 出血
うっ血が進むと血管が耐えられなくなり出血をすることもあるかもしれませんが、1番に生じやすいのはうっ血ですね

3. 梗塞
「梗塞」とは、栄養動脈が血栓や塞栓などにより閉塞した際にその血管に養われていた領域が酸欠により壊死に陥る状態。
肝臓の栄養血管は腹腔動脈枝である総肝動脈から分枝した固有肝動脈です。右心不全での影響は少ないと思われます。

4. 塞栓
「塞栓」とは、血液の流れに乗って運ばれてきて血管をふさぐ異物のことです。右心不全での影響は少ないと思われます。

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