【按摩マッサージ指圧理論】 生体におよぼす作用
  1. 筋紡錘
  2. パチニ小体
  3. メルケル盤
  4. ポリモーダル受容器
答:【1】
1. 筋紡錘

骨格筋の内部にある紡錘形の受容器。膝蓋腱反射の反射弓の受容器ですね。
膝蓋腱反射を例にすると、
大腿四頭筋の伸張を筋紡錘が感受

筋紡錘からの感覚神経(1A線維)によって中枢である脊髄に伝えられる

前核細胞二次ニューロン(α運動ニューロン)にシナプス

大腿神経(α運動ニューロン)が大腿四頭筋を収縮
こうして筋の長さを一定に保つように働く機構です。



2. パチニ小体
主要な機械受容体のうちの1つで、圧覚および振動覚の受容体です。その情報は太い有随のAβ線維によって伝えられます。

3. メルケル盤
主要な機械受容体のうちの1つで、触圧覚の受容体です。その情報は太い有随のAβ線維によって伝えられます。

4. ポリモーダル受容器
侵害受容器の1つで、機械的・科学的・温度など異なる多種類の侵害刺激に応じます。ポリモーダル受容器の情報は、細い無随のC線維によって伝えられ、うずくような遅い痛みを伝えると考えられています。
一方、もう1つの侵害受容器である「高閾値機械受容器」は、機械的侵害刺激のみに反応し、その情報は細い有随のAδ線維によって伝えられ刺すような速い痛みを伝えると考えられています。いずれも神経繊維が組織中にそのまま終わる自由神経終末です。

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