【東洋医学臨床論】 治療各論
  1. 赤外線療法
  2. 超短波療法
  3. 超音波療法
  4. 治療的電気療法
答:【4】
4. 治療的電気療法

「自原抑制」とは、自己抑制・Ⅰb抑制とも呼ばれる脊髄反射です。
(1) 筋が収縮

(2) 筋の張力により、腱が伸展することにより腱受容器(ゴルジの腱器官)が興奮する。

(3) Ⅰb郡求心性線維によって脊髄内に興奮が伝わる

(4) 脊髄内で1個の抑制性介在ニューロンにシナプス

(5) 抑制性介在ニューロンを介してその筋のα運動ニューロンの活動を抑制

この抑制を自原抑制といいます。この機序により筋の過度の伸張反射は防がれます。
この機構が利用できるのは、治療的電気療法になります。
ちなみに、「麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる」のは、ブルンストロームのステージⅢで、痙性は高度になります。


画像:やすらぎはりきゅう整骨院さんより


1. 赤外線療法
赤外線療法は、赤外線を利用した光線療法の一つで、主として赤外線の温熱作用によって毛細血管を拡張させ、充血をおこさせる。

2. 超短波療法
超短波療法は、超短波による局所の温熱療法です。

3. 超音波療法
超音波療法は、超音波の温熱的効果と微細振動を利用した治療法です。最近では、骨折の治癒を早めるとして野球の松井秀喜選手や、サッカーのデビッド・ベッカム選手などが治療に使ったことで話題になりました。

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