【東洋医学臨床論】 治療各論
  1. スタティックストレッチ
  2. ダイナミックストレッチ
  3. バリスティックストレッチ
  4. 神経筋促通(PNF)ストレッチ
答:【1】
1. スタティックストレッチ

体を静止させ、反動を使わずに関節の可動域を段階的に増していく静的ストレッチです。運動後のクールダウンに適しています。


2. ダイナミックストレッチ
スタティックストレッチとは対照的に、動きの中で腕や足などをいろいろな方向に回すことで、関節の可動域を広げるストレッチ方法です。対象となる筋群の拮抗筋群を積極的に収縮させる動作によって対象の筋群をストレッチしていこうとするものである。動的ストレッチです。ブラジル体操などが該当します。

3. バリスティックストレッチ
ダイナミックストレッチの一種で、反動を使ったストレッチとして知られています。脱力状態で反動を使いストレッチを行う動的ストレッチです。

4. 神経筋促通(PNF)ストレッチ
1940年代の後半に、医師であるKabat博士がポリオ後遺症患者の筋収縮を高めるための生理学的理論を構築し、理学療法士と一緒に開発した運動療法PNFから派生したストレッチであろうと思われます。
主に固有受容器(皮膚、骨格筋、腱、関節、骨など)を刺激することによって神経筋機構の反応を促通する方法で、神経筋系のリハビリテーションの一部として筋緊張亢進や短縮、筋の協調不全、関節可動域制限などに対して、柔軟性、神経筋の反応時間、運動機能を改善・向上させる為に考案されました。現在は一般臨床のみならずスポーツ分野においても応用されています。

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